一汁一菜でよいという実践

青木村のじかん

2016年3月に信州青木村にIターン移住

石けんユーザー必見! 二槽式洗濯機は使えるよ

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写真:わがやの二槽式洗濯機は、日立の「PS-60AS」。2016年春に買い替えた2代目。洗濯物の量が増えてきたので、初代より大きいものにしました。左の白い蛇口は、風呂の残り湯をくみ上げる機械(付属品ではないです)。

 

 

 

 

時代と逆行する洗濯機

 

わがやは二槽式洗濯機を使うようになって、5年ほど経ちます。

 

洗濯機は「二槽式」から「全自動」に進化してきたわけで、まるで時代に逆行するような選択です。

 

わがやは、石けんユーザーであることが、二槽式を選ぶ大きなポイントでした。

 

 

二槽式洗濯機って?

 

全自動が当たり前の今「二槽式? なにそれ? 見たことない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

全自動洗濯機が出る前は、洗濯機と言えばこれだったんです。

全自動と呼ぶところからわかるように、二槽式洗濯機は「一部だけ自動=手動の部分がある」んです。

 

全自動は洗濯槽がひとつだけですが、二槽式はその名の通り「洗濯槽」と「脱水槽」に分かれているのが特徴です。

 

この時代に逆行した洗濯機になぜか熱烈な愛用者たちがおり、全自動洗濯機ほどのバリエーションはありませんが、現在もメーカー数社(日立、パナソニック、ハイアール、AQUA等)が細々とリリースし続けてくれています。

 

 

 

二槽式のメリット

 

1.槽が小さいから「撹拌力」「脱水力」が強い

 比較するとよくわかるのですが、槽の大きさが全自動に比べると小さいです。

なので、パワーが伝わりやすく「汚れ落ちがいい」「短時間でパワフルに脱水できる」という傾向があります。

汚れ落ちで全自動に不満を感じるベテラン主婦の方は一定数いるようで、それで二槽式から離れられないという方もいます。

 

2.石けんの溶け残りがまずない

 石けんユーザーのお悩みでよくあるのが「粉せっけんが溶け残って服に着いてしまう」というやつなんですが、なにぶん撹拌力が強いので、溶け残りはまずありません。

石けんユーザーと二槽式ユーザーが重なるのはこの点にあって、わがやもまさにそうです。

余談ですが、「それなら液体せっけんに変えればいいじゃないか」というご意見が当然出てくるでしょう。

液体せっけんは粉せっけんに比べて高い、石けん分が低くなる(おおむね30%程度)というデメリットがあるのです。

二槽式洗濯機なら、粉せっけんのままストレスなく使えるわけです。

 

3.洗濯液を使いまわせる

洗濯槽と脱水槽が分かれているので、石けんを溶かし込んだ洗濯液を2~3回使い回せます。

どういうことか、わがやの通常の洗濯の手順で説明してみますね。

 

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白物を洗った洗濯液を排水せず、色物の洗濯にそのまま使います。

(白物を脱水槽に移すときに水が減るので、水と石けんは少し足します)

使い回しなんてイヤ、という方もいらっしゃるとは思いますが、その分節水&節石けんになるので、わたしはとても便利だなーと感じています。

 

4.洗濯が短時間で終わる

全自動でもお急ぎコースを使えば短くできますが、二槽式の場合、洗濯と脱水を同時進行できるのと、洗濯も脱水も短い時間で済むので、「白物1回+色物1回」で30分程度で終わります。

 

5.ピロピロワカメ(黒カビ)問題が少ない

 洗濯機でショックなのはなんといってもあのピロピロワカメ。

二槽式だと、全自動に比べて圧倒的にその問題が少ないのです。

特に「酸素系漂白剤」を石けんと常時併用すると、劇的に減ります。

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写真:左から「セスキ炭酸ソーダ」「粉せっけん(サンダーレッド)」「酸素系漂白剤」「液体洗剤(カドリーコアラ エコロジックウールウォッシュ)」。シルクやウールの洗濯物が多かったときには、セスキやコアラの洗剤をよく使っていましたが、最近はほとんど出番がありません。コアラの洗剤はサボン草を使っていて、中性洗剤でありながら100%自然素材という珍しいものです。

 

もちろん、まったく黒カビが付かないわけではなく、目についたらときどき使い古しの歯ブラシなどでこすります。

洗濯槽クリーナーの使用頻度は明らかに減りましたね。

 

6.構造がシンプル(コンピューターを使っていない)

機械らしい機械はモーターだけなので、意味不明な動作をすることはまずありません。

全自動を使っていたときによくあった、脱水時のかたよりを直すために再度注水されてしまうようなことがないのが、個人的には気に入っています。

 

7.洗濯機自体が安価

洗濯容量あたりで比べると全自動より割高になるという見方もありますが、購入時に支払う金額はやはり少なくてすみます。

スペックを問わなければ、1万円を切るものも! 

価格.comの二槽式洗濯機カテゴリーにおいて。2017年7月12日現在)

 

8.外にも置ける(自己責任で)

構造がシンプルなので外に置いて使っても、気兼ねがないようです。

二槽式洗濯機は工場や店舗などで使われているケースがよくあるんですが、外に置かれているのを見たことがありませんか?

あれです。

家庭でも、昔の家だと外に置いて使っていましたね。

古い家に多いんですが、そもそも風呂場がなかったり(増改築であとから設置)、あっても別棟になっていたり、脱衣所がなかっりで、家の中に洗濯機を置く場所がないというケースが多々あります。

うちの実家もそうでした。

 

 

 

二槽式のデメリット

 

1.一部手動であること

これこそが「全自動洗濯機」が待ち望まれたいちばんの理由でしょう。

冬場に冷たい水で洗濯する場合は「洗濯槽→脱水槽」に洗濯物を移すのがしんどいです。

また、水を含んだ洗濯物は重いですから、それがつらい場合もあります。

もちろん付きっきりになる必要はなく、別の家事や用事をやりながらでじゅうぶん回せます。

慣れればなんということはないのですが、人によっては大きなストレスポイントでしょう。

 

2.からみやすい

これは全自動でも同じかな?

昔の洗濯機で「からまん棒」なんてのもありましたね。

何もしないと洗濯物が盛大にからまります。

ただ、全部ネットに入れて洗えば解消される問題ではあります。

最近は、かなり大型の洗濯ネットも売られているので、全部ネットに入れてしまうことにすればOK。

 

3.大物洗いに弱い

なにぶん洗濯槽も脱水槽も小さいので、大物を一気にたくさんやっつけることができません。

最大で12kgのものがありますが、水位選択ができない仕様なのが痛いです……。

 

4.注水すすぎだと水の使用量が増える

「溜めすすぎ2回」と「注水すすぎ1回」を比べると、注水すすぎ1回のほうが水の使用量は多いようです。

石けんの場合は合成洗剤に比べておおむね肌にやさしいので、すすぎ水が完全に澄むところまでは目指さないという考え方もアリでしょう

脱水の力も強いので、脱水の段階で残った石けん分もかなり絞り取られると推測されます。

 

5.ロックがない

全自動のようにロックされないので、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭ではご注意ください。

特に脱水槽が回っているときに手を入れると本当に危ないです。

(危険防止のため、脱水槽はふたを開けると回転が止まるようにはなっています)

 

6.自動で止水されない

水位設定ができるモデルもありますが、その水位になったら水が自動的に止まってくれるわけではありません。

特に注水すすぎのときが要注意で、すすぎが終わって放置しているとずっと水が流れることになります。

 

7.洗濯パン、洗濯機置き場におさまらない場合が

特に新しい家、マンションだとそうなんですが、最初から全自動洗濯機分の横幅しかないケースがあり、横幅のある二槽式だと入らない! ことがあります。

購入を検討する場合は、かならず計測してからにしましょう。

 

8.選択肢が少ない

ユーザーが少ないので当然といえば当然なんですが、メーカーも開発費はかけられないのでしょう。

そもそも選択肢が少ないし、ニューモデルや技術革新の動きもかなり鈍いです。

まあ、その分さっさと決められるとも言えますが。

 

9.静かとはいえない

耐えられないほどではありませんが、全自動と比べるとうるさいです。

住宅密集地で深夜に洗濯したい方には厳しいかもしれません。

 

 

 

まとめ

 

数で言えばメリットよりデメリットが上回る結果となりましたが、それでも改めて思うのは、わがやは今のところ二槽式以外考えられないということ。

 

単純にメリットが大きいのがいちばんの理由ですが、「手間のかかる子ほどかわいい」じゃないですけれど、そういうところももはやチャームポイントとしてわがやでは定着しています。

 

石けんユーザー、汚れ落ちに不満のある方には、二槽式はきっとこたえてくれます。

 

夏のボーナスじゃなくても買えそうな値段も魅力的ですね。

 

二槽式に興味のない方も、二槽式ユーザーを見かけたら、温かく見守っていただけると助かります。

 

二槽式洗濯機がこの世から消えないことを祈りつつ、まとめとさせていただきます。