青木村のじかん

2016年3月に信州青木村にIターン移住

長野の家はなぜ寒い?

中古住宅を内覧し、周囲にある築数十年の家々を観察していて、
ひとつふしぎに思うことがありました。

 

それは、これほどの寒冷地なのに、家に断熱材が入っていないこと。
そして、開口部が大きくて数も多いこと。
「家の作りやうは、夏をむねとすべし」な家が多いのです。

北海道ほどではありませんが、長野県も冬が長くてかなり寒いです。
なのに、家はむしろ夏仕様。 
なぜだろう……?


そんなとき、たまたまテレビを見ていたら、タイムリーなテーマを扱っていました。
「1月の室内の平均気温が日本一低いのは何県?」
ほほう。


1位は……

 

 

 

 

 




長野県!


えーっ!? これから住むんですけど……!


主な理由は
・冬は寒いが、夏もそれなりに日中の気温が上がるため、家が夏仕様になっている。
・暖房はこたつと石油ストーブだけ、が標準
だそうです。


夏もそれなりに暑いのは、たしかに。
暖房がミニマムなのは、ひとえに長野の人が我慢強いということでしょうか。
長野県はゴミを出す量が全国一少ないそうで、
「生活の美徳」のようなものが根付いている土地なのかもしれませんね。


ちなみに、2位はわが故郷、大分県でした。
これにも「えーっ!?」と言いつつ、思い当たるフシが。


大分は九州なのでさぞ暖かいだろうと思われがちですが、冬は普通に寒いです。
雪が降るといった抒情的な風景も楽しみもまったくなく、
ただただ寒風が吹きすさんで寒いだけ。
当時の実家は古かったので冬は本当に寒く、心底いやでした。


それに、大分の人には「赤猫根性」というものがあるのだとか。(これは初耳!)
ようはケチ、ということのようです。
だから暖房はすぐ切ってしまう。


さらに言うと、大分では贈答品として毛布を贈る習慣があります。
だから、たいていの家には毛布がたくさんあります。(うちもご他聞に漏れず……)
そういうことも室内温度が低くなる一因のようです。


そんなわけで、なぞがとけました。


とはいえ、昭和40年代以前は、
断熱材は全国的に見ても標準仕様ではなかったのかもしれませんね。


シックハウスなどの新しい問題はあるものの、
昔の人からしたら腰を抜かしそうなほど、今の家は快適にできています。


そこらへんの話は、またあらためて。